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かわさき市民しきんからのお知らせ

【寄付募集は終了しました】あとおし2016 「10代の子どもたちを被害者にも加害者にもしない!」 中学生向け暴力防止プロジェクト

寄付の目標金額600,000円
現在の寄付額494,697円
現在の寄付者数61名
募集期間2016年12月1日~2017年3月15日

あなたの寄付でできること

600,000円の寄付が集まると800人の中学生に、「暴力を受けていい人は一人もいない」ことを、150人の教職員、50人の地域のおとなに、「子どもたちを暴力から守るためにできる」ことを、伝えることができます。

実施団体について

認定NPO法人エンパワメントかながわ
いじめや虐待、性暴力などあらゆる暴力のない社会を目指して活動しています。一人ひとりの人がとっても大切な存在であること(人権)を伝え、暴力に対してできることを伝える参加型ワークショップを、神奈川県内を中心に年間約500回提供しています。CAP(子どもへの暴力防止)プログラムの他、デートDV予防プログラム、障がいのある子どもへの暴力防止プログラムなど、これまでに25万人以上のおとなと子どもに提供してきました。

代表者 阿部 真紀
住所 横浜市神奈川区鶴屋町2-9-22-701
電話 045-323-1818
メール kanagawa-cap-miracle@isis.ocn.ne.jp
URL http://npo-ek.org/ 

実施団体:認定NPO法人エンパワメントかながわ

 2015年2月、多摩川の河川敷で起こった中学生殺害事件は、未だに大きな衝撃を全国に残しています。その後も、10代の子どもたちが暴行・殺害事件の被害者・加害者になる報道が続いています。
 10代の子どもたちを被害者にも加害者にもしないために「どんな理由があっても暴力を振るわれていい人はひとりもいない」という人権を伝えるCAP(子どもへの暴力防止)を川崎市内の中学校で実施したい。そう考え、昨年度川崎市教育委員会と協働し「あとおし」による資金集めを行い、今年度、市内4校650人の中学生とその教職員120人に届けることができました。
 中学生には「困ったときは相談してほしい」ことを伝え、中学生を取り巻くおとな(教職員や保護者、地域のおとな)には子どもから相談されたときの対応方法を伝えます。思春期の子どもたちだからこそ、積極的に働きかけることで事件の再発防止を目指します。
※CAPは、Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の頭文字をとったものです。

プロジェクトイメージ図

寸劇を使ってわかりやすく伝えます

中学生暴力防止プログラムは、クラスごとに3名のスタッフが入り、寸劇を行いながら進めていく参加型ワークショップです。すべての子どもに「安心して自信を持って自由に生きていく権利」があることを伝え、いじめや体罰、性暴力など中学生にとって身近な暴力に対して「いやだと言っていい」「逃げてもいい」「信頼できるおとなに相談してほしい」ことを伝えます。

受講した中学生の感想より

3つの感想

2016年度 認定NPO法人エンパワメントかながわへのご寄付

【寄付総額】494,697円
【寄付者数】61人
以下、寄付くださった方々(五十音順・敬称略)です。
阿部 真紀/新井 靖子/江田 剛士/江田 雅子/遠藤 悦郎/小田 敏雄/叶 隆一/菅野 典之/小巻 健/小山 千世子/斉藤 陽子/坂内 八重子/佐々木 一憲/佐野 裕子/瀬川 千恵/田代 美香/田中 雅文/土山 沙里/中井 とし子/中村 ふみよ/中島 まり子/新濱 悌二/根本 節子/浜谷 典子/林 立彦/藤井 和子/船川 諒/細見 慶子/山田 長満/指籏 貴子/脇 礼子/渡辺 美保 ほか匿名のみなさま

事業支援しきん あとおし2016事業報告

認定NPO法人 エンパワメントかながわ
報告者:浜谷典子

私たちが「いのちキャンペーン」を始めたのは、2015年2月20日に多摩川河川敷で中学1年生が殺害され遺棄され、10代の少年3名が逮捕された事件がきっかけとなっています。「10代の若者を加害者にも被害者にもしない」をテーマに川崎市内の中学校・地域で「CAP中学生暴力防止プログラム」を実施するために動き出しました。川崎市教育委員会と協働で事業を行い、教育委員会には川崎市内の全中学校への募集説明と1校分の事業運営費負担をしていただき、エンパワメントかながわがプログラムの実施と寄付集めを行いました。CAP中学生暴力防止プログラムとは、暴力とはどのようなものかということを学びながら、どんな人にも安心・自信・自由の権利があるということを伝え、暴力にあっていい人はいないということを伝えるものです。中学生はグループディスカッションをしながら考えていくプログラムを行い、教職員向けには子どもたちが暴力にあったと話してきた時にどのように受け止めるか傾聴練習を行うプログラムなどを行います。
2015年度は4つの中学校で17クラス574名、2016年度は川崎区、中原区、多摩区、麻生区で6つの中学校で24クラス868名(教職員125名)に実施することができました。
中学生からは「「いじめ」や「無視」があるけど、その対処法や相談の仕方が分かっていなかった…(中略)…友達に相談したり、先生に相談するのは悪いことでもなんでもないことが分かりました。」といった感想がありました。
あとおしのつながりによって、2016年度のいのちキャンペーンでは、ダンス・ラボラトリーさんに「忘れない」の歌に合わせてダンスを振りつけてもらい踊ってもらったり新たなコラボレーションをすることができました。


収入
 あとおし助成金 402,272円
 自己資金 193,228円
収入合計:595,500円

支出
 講師謝金 362,500円
 交通費 107,000円(1000円×107人)
 事務局人件費 90,000円(6,000円×15時間)
 諸経費 36,000円(チラシ印刷・通信費・消耗品)
支出合計:595,500円

いのちキャンペーンの様子
担当者の想い

おとなもみな10代の頃がありました。私自身も、中学生時代は、生きづらさを感じていました。うまくいかないことばかりな気がして「自分なんか」と思ったり、親からの期待や友だちからの評価、勉強のこと、部活に恋愛・・キリがないくらい感じて考えていた時代でした。おとなになり、初めてCAPに出会ったとき、「おとなに相談してもいい」「ひとりひとり権利をもつ大切な人」「暴力を振るわれていい人はひとりもいない」、中学生時代の私もそんなメッセージを受けたかったと心から思いました。このCAP中学生暴力防止プログラムこそ、いま中学生に必要なものだと考えます。みなさんのご協力をよろしくお願いします。

(浜谷 典子)

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